UIデザイナーに向いている人は?

UIデザイナーに向いてる人 UIUXデザイナー

びっくりするかもしれませんが、自分でデザインセンスに自信がないと思っている人、未経験だから難しいと思っている人でもUIデザイナーになれます。

デザインをロジカルに考えられる人

  • データに基づくデザイン:UIデザインは、見た目の良さだけではなく、ユーザーにとってどれだけ使いやすいかが重要です。この使いやすさを感覚やセンスだけで判断するのではなく、数値やデータを基に考えることが求められます。例えば、ユーザビリティテストの結果やクリック率、滞在時間といった具体的なデータを使って評価します。
  • 仮説と検証のプロセス:新しいデザインを提案する際には、まずユーザーの行動データを分析し、仮説を立てます。そして、A/Bテストを行い、その結果を基にデザインを修正・改善していくことが重要です。例えば、ボタンの位置を変えるだけでも、クリック率が大きく変わることがあります。こうした数値を基に、より良いデザインを追求する姿勢が必要です。実際すごい地味な作業ですが、こういったことの繰り返しが非常に重要で、効果的なUIデザインを作るためには欠かせません。
  • エビデンスベースの判断:直感や経験だけでなく、データによって裏付けられている必要があります。例えば、クリック率の低いボタンがあるとします。ここで、単に見た目を良くするだけではなく、クリック率が向上するようにデザインを変更し、その効果をデータで証明できたとき、そのデザインの価値が真に発揮されます。結果がすべてというわけではありませんが、デザインの良し悪しを数値で証明できることが、UIデザイナーにとって非常に重要です。デザインの選択が客観的に正当化され、より良いユーザー体験を追求するための具体的な道しるべとなるのです。

デザインセンスに自信がない人でも、論理的なアプローチを取ることで優れたUIデザイナーになることがわかっていただけたんじゃないでしょうか。感覚やセンスに頼らず、数値やデータを駆使してデザインを検証・改善することで、ユーザーにとって使いやすいインターフェースを作り上げることが可能です。こういう人こそが、優れたUIデザイナーに向いていると言えるでしょう。

さらに、デザインを感覚ではなく言語化して話すことができるようになれば、クライアントや上司への提案も難しくないと思いませんか? センスや経験がなくても、論理的な根拠を持って説明できることが、UIデザイナーに求められる資質です。データに基づいたアプローチを取り入れれば、あなたのデザインはより一層強力なものとなり、誰にでも納得してもらえる提案ができるでしょう。

ユーザー視点で考えられる人

  • 共感力: デザインは作る側の視点ではなく、使う側の視点が大事です。ユーザーがどのように感じ、どのように操作するかを深く理解する能力が求められます。新しいアプリのデザインをする際には、ユーザーが初めて使うときの戸惑いや期待を考慮し、直感的に使えるインターフェースを作成します。ユーザーインタビューや観察を通じて、ユーザーの行動パターンを理解し、その結果をデザインに反映させることが重要です。

未経験やデザインに自信がない人でもUIデザイナーになれる

これまでの説明の通り、デザインセンスが無い人や未経験の人でも以下のポイントに素養がある人はUIデザイナーになれます。

  • デザインをロジカルに捉えることができる人
  • 仮説検証や分析が好きな人
  • 作る側ではなく使う側の視点に立てる人

とはいえ、UIデザイナーとしての基礎を学び、ソフトを使う基本スキルは必須です。基礎こそ、スクールで学ぶことをおすすめします。これにより、未経験者でもしっかりとした土台を築き、優れたUIデザイナーとしてのキャリアをスタートすることができます。

教育訓練給付制度を利用してUIデザインが学べるデザインスクール

雇用保険の被保険者、または過去に被保険者だった方が条件を満たせば、厚生労働大臣指定の専門実践教育訓練を受講し、修了することで、学費の80%(最大64万円)が支給されます。これにより、非常に少ない自己負担で、ITスキル標準(ITSS)レベル4相当以上の高度なスキルを習得するチャンスがあります。

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